笠井誠一展

本展では、笠井によって書き綴られた絵画への情熱と思考の軌跡と共に、1960年のフランス留学時代から2023年までの作品20点を一同に並べ、笠井が追い求めた絵画の世界に迫ります。
皆さまにとって絵画とは何か、絵画の魅力とは何かを再発見する機会になりましたら幸いです。
境町アートプロジェクト (協力:名古屋画廊)
戦後の荒廃から復興への機運が高まる頃、学業よりも登山や美術などのクラブ活動に心の拠り所を見出していた。
絵描きを志し高校二年になる時、上京する。
絵描きになることへの周囲の反対の中で、味方になってくれた母の思いは如何ばかりだったかと思う。
笠井誠一
(梅田画廊、ギャラリー和田、名古屋画廊
『笠井誠一展 –卓上の楽園–』2005年 図録より)


アカデミックな手法は、細密な描写やリアリズムとも異なる。(中略)端的に言えば、構図と色彩(絵の具)の効果的な扱い方である。
またそれは目標ではなく創作上での基盤である。
笠井誠一
《ヴァイオリンと壺》1960年 15M
(『フランス留学記』2015年より)
【笠井誠一(かさい せいいち)】

【略歴】
1932 年 現在の北海道札幌市に生まれる
1949 年 画家を志し、単身上京する
1950 年 阿佐ヶ谷洋画研究所夜間部に入所
1953 年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学
1957 年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業同大学専攻科に進む
1959 年 東京藝術大学美術学部専攻科修了、留学のため渡仏
1966 年 仏留学から帰国
1967 年 愛知県立芸術大学講師に就任
1974 年 愛知県立芸術大学教授に就任
1985 年 第37回立動会に同人として参加(現在も出品)
1998 年 愛知県立芸術大学を定年退官 愛知県立芸術大学名誉教授に就任
2001 年 《二つの卓上静物》で第24回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞
2011 年 『笠井誠一画集』(求龍堂)出版
2015 年 札幌芸術展 笠井誠一展(札幌芸術の森美術館)開催
2018 年 笠井誠一展 –形の世界–(練馬区立美術館)開催
2025 年 笠井誠一展(S-Gallery粛粲寶美術館)開催
現在:立動会同人・愛知県立芸術大学名誉教授
イベント詳細
イベント名 | 笠井誠一展 |
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日程 | - |
開催場所 | S-Gallery 粛粲寶美術館 |
住所 | 〒306-0400 茨城県猿島郡境町坂花町1455ー1 https://maps.app.goo.gl/4eLXqSLV2XReE4Yh7 |
開園時間 | 10時~17時(最終入館 16時30分) ※12:00〜13:15は昼休業の為閉館 |
休館日 | 月曜日・火曜日(祝日の場合は開館、翌日は振替休館) |
入場料 | 330円(但し18歳未満、65歳以上は無料) |
URL | http://www.town.ibaraki-sakai.lg.jp/page/page003713.html |