Art Convection

企画展「奥原晴湖と近代の南画」

令和７年(2025)２月21日(金)～令和７年(2025)４月20日(日)
※会期中、一部展示替えあり
(前期：２月21日(金)～３月23日(日) 後期：３月25日(火)～４月20日(日))

大胆奔放な筆致の水墨山水画で一世を風靡した東京時代と、謹厳精緻な彩色山水画を多く手掛けた熊谷隠棲時代。両時期の晴湖の作品を、一部作品を展示替えして展覧します。晴湖を特集する展示としては、県内で15年ぶり、県北エリアでは初となります。

中国の文人画にルーツをもち、山水や花鳥に漢詩を添えて画家の理想世界を描く「南画」。茨城県古河出身の女性南画家・奥原晴湖（おくはらせいこ）(1837-1913)は、維新後の東京で大胆な筆致の作品を描き、名声を博しました。明治24年(1891)、晴湖は埼玉県熊谷へ隠棲しますが、以降は東京で活躍した時代とは対照的な、精緻で細密な作品を晩年まで描いています。一方、大正期に入ると南画にも新たな動きがあり、西欧の近代絵画の影響を受けた画家たちにより、既存の形式にとらわれず、より自由な様式で詩的感情を描く「新南画」が誕生します。本展では、東京・熊谷両時期の晴湖の作品のほか、小川芋う銭せん(1868-1938)ら新南画を生み出した作家たちの作品を紹介します。

会期中のイベント
（１）ワークショップ「水墨画を体験してみよう」
日時：３月１日[土] 午前の部 午前10時～、午後の部 午後１時30分～
会場：講座室 ※要企画展入場券(半券可)、当日受付先着順
定員：各回20名程度

（２）ギャラリートーク
展覧会担当者が作品解説を行います。
日時：３月８日[土]、４月６日[日] 各日午後１時20分～(約40分)
会場：企画展示室Ａ ※要企画展当日入場券、申込不要

（３）映画会(五浦名画座)
３月９日[日] 「三度目の殺人」(2017年／124分／カラー／日本)
会場：講堂 午前の部９時45分～、午後の部１時30分～(15分前開場)
各回114名 ※無料、当日受付先着順、全席自由
※４月以降も毎月上映予定です

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